今春も会社に来る道中にある山桜の、見事な姿を見ることができました。
今日は春の一時金の支給日です。例年のごとく明日から五月の連休に入ります。
今年の連休は連休中に元号が代わりますので、その意味で節目の連休となります。
平成の最後に、今の当社の経営の根幹である経営理念と、これを支える会社目標
並びに社訓ついて、その意味することを記しておきたいと思います。これは当社を
理解していただくうえで、大事なことだと思っております。
① 当社へのお客様からのオファーは、a)古くなったから新しくしてほしい b)
壊れたから直してほしい c)不便なので便利にしてほしい d)汚いから
きれいにしてほしい 等々様々です。当社はこれらお客様の要求に応え、満足
して貰いそして喜んで頂いております。これすなわち当社の経営理念”顧客満足
を追求し社会に役立つ企業を目指す”であります。
② この経営理念を全うするために「会社目標」と「社訓」があります。
③ 会社目標 ”安全と利益を守り安心して働ける会社を目指す” という文言は、
決して自分のためを言っているわけではありません。すなわちお客様が満足する
仕事をするためには、自分の生活は安全で安定したものでなければならないという
意味なのです。自分が幸せでないと人を幸せにすることは出来ないのです。
④ 社訓”感謝・勤勉・規律・和”は仕事に取り組む姿勢を言っているばかりか、人生の
生き方そのものをも言っているのです。私たちは健康で元気に働けることを当然の
事のように思っていますが、そうではないのです。様々な理由で働きたくとも働けない
多くの人達がこの社会にはおります。ですから家庭があり職場もあって仲間もいて、
健康で元気に生活できていること これらすべてに感謝しなければならないのです。
また各々自分の人生を振り返ってもらえば一目瞭然ですが、自分の思った通りに事は
運ばないのが現実です。急がば回れです。地道にコツコツと、そして倦まず弛まず
生きてゆくことが肝要です。これすなわち勤勉です。この勤勉さが人生には大切なのです。
同時に私たちは社会の約束事の中で生きています。悪事を働けば罰せられます。約束を
守らなければ信用と信頼を失い、社会で生きてゆくことは難しくなります。これが規律を
守るということです。規律を守らないと個人も組織も存続できないのです。そして私たちは
この世に生まれて以来、自分の力だけでは生きてゆくことはできません。必ず自分の周囲には
人がいて、お互いに助け助けられ、そして支えあって生きているのです。ここで大切なものが
和なのです。このように社訓の”感謝・勤勉・規律・和”という言葉は、人生の処し方をも
表現しているのです。
以上が平成時代を生きた中で培った当社経営の根幹です。そしてこれから始まる令和の
時代においても、この根幹を大事に守り、より社会に役立つ企業を目指してまいります。