現在、不二代建設では週休二日制を導入すべく検討しております。
現在新聞の社会面で盛んに議論されているテーマは、”働き方改革”です。
しかしながらここでの議論は過重労働が主で、その残業時間を生産性を上げ
如何に少なくするかという点ばかりが強調されているように思えます。
一方福島県発注の工事において行政側の説明によると、今後さらに週休二日制を
導入した工事を増やして行くとの方針で、今後そう遠くない時期にかなりの工事が
週休二日制工事になってゆくものと思われます。これも働き方改革と言えるかも
しれませんが、両者の間には相当な差異があると思います。
即ち公共工事が今後週休二日制工事に代わってゆくこととその実行には、現実的な乖離が
存在しているからです。現在建設業界において就業規則上週休二日制を既に導入している
割合は、当社のような四週六休制の会社を含めても全体の二割に過ぎないという現実です。
ですから工事単位で週休二日制を導入しても、各社の休日が週休二日制になっていなければ、
そのギャップが足かせとなり円滑な導入は難しいと思われます。
中央での働き方改革での焦点と、地方の建設業者における働き方改革のそれとには
相当な開きがあるように思います。
いずれにしましても当社においては、四週八休とすべくその影響を九月までに十分検討し
十月から導入してまいります。社員からのヒアリングは終えており,概ねその導入には
皆前向きであります。後は導入することによる負の影響を如何に低減するかの議論を重ね
導入してまいります。
働き方改革とは、仕事に対する今までの意識を変え、働きやすい職場環境を作ることでは
なかろうかなと思います。