いつもの桜を今年もカメラに収めておりました。時期はずれましたが、先の”春が来た”にアップした春景色とは別に、例年通りアップします。同じ桜でもその表情は毎年その趣が違います。これは何も桜に限らず、人間社会においても同じです。例えは悪いですが、毎年年齢を重ねるたびに年齢とともに成長する人、変わらない人、あるいは退化する人、また良い時があれば悪い時もあります、人皆それぞれです。
さて4月に入り9日に会社の花見をし、翌週から今年第一回の”私の挑戦(昨年までのフォローアップ)”を実施し、社員一人ひとりと面談をし、その後給与改定(当社は4月が給与改定月)に伴いこれまた社員一人ひとりと面談しましたら、今日になってしまいました。
先のブログにも述べましたが、震災後まる5年が過ぎた現在、復興はこの5年間で大きく収束しました。建設業を取り巻く環境は、今年度以降大きく震災前の状況に近づくものと考えられます。一言で言えば厳しくなるということです。
当社においてもこれからが本番です。時代から社会からその真価が問われるでしょう。当社では震災前懸案事項であった①何歳まで雇用するのか?(定年以降何歳まで働くことが出来るのか?)②定期昇給をどう実施してゆくのか?実施するなら何歳まで実施するのか?③給与は60歳以降その額が変わるのか変わらないのか?変わるのであればどう変わるのか?④定年を迎えた65歳以降の労働条件(一時金も含め)は?⑤平均家族構成(子供2人の4人家族)での平均年収の額は?⑥新卒から定年まで勤めた場合の平均退職金は?などのこれら事項に対する答えを、この5年間で明確にすることができました。これで社員にとっては、当社で働くうえでの数値がわかる事になったのです。社員が働くにあたり自分の将来を考えた場合、これら会社との 約束事が明確になることで、社員は安心して働くことができます。将来の自分を視ることが出来るのです。と同時に大事なのは、これらの約束事はその時代より一歩進んだ内容になっていなければならないということです。一歩進んだ内容であることで、社員はより大きく安心できるのです。当然ながらこれらを100%絶対に履行できるという補償はありません。ありませんが、100%実行できるように最大限の努力をする義務が責任が企業にはあります。社員が安心して働くことができ、安定した生活を送れることができて社員は幸せな人生を送ることができます。社員一人ひとりが幸せになって初めて経営理念(顧客満足を追求し社会に役立つ企業を目指す)を達成することができるのです。
言うは易く行うは難し であります。が、全社一丸となり、更なる社会に役立つ企業の実現を目指して参ります。