今年も残すところ二日となりました。何人かの方からブログが春から更新されていないというコメントをいただいた事もあり、年の最後に投稿します。
春の投稿以来ここまで何事もなく今に至ったわけではなく、いろいろなことが有りその都度様々な思いにかられました。投稿しないのは単に怠慢以外の何者でもありません。
現在仕事は当社ばかりでなく、当地の建設業者全般に多忙を極めているものと思われます。しかしその殆どは復興関連工事です。復興が進むにつれ工事量は減り、建設業界は震災前の状況に近づくものと思われます。
禍福はあざなえる縄のごとしと言いますが、まさにそのとおりです。また治にいて乱を忘れずという言葉があります。今この好況のとき次の厳しい時代を考えて今を生きなければなりません。今をどう生きるかで次の時代、どう生きられるかが決まります。各社の舵取るものの器量が試されているといってもよいでしょう。この自分も呑気に他人事のように言っている場合ではありません。
さて私ごとになりますが、柔道の話です。最近体力が落ちたように感じております。若い者たちと乱取り稽古をするのですが、なかなか勝てません。彼らは若いですから稽古を積めば積むほど強くなってゆきますが、こちらは体力を維持するのがやっとどころか低下中です。当たり前と言えばごく当たり前のことなのでしょう。しかしそんなことより、自分にとって柔道から得られるもので大変な恩恵にあずかっております。真剣に闘っている時ほど得られます。その刹那刹那に感じること、即ち”今を生きてるな、一生懸命生きてるな”という思いです。
柔道に魅せられる理由は人様々であると思いますが、私はこの点につきます。そしてこの思いは仕事でも共通しているのです。生きるか死ぬか、その境界ギリギリの位置で生きていることに何とも言えない喜び、満足感を感じます。大変ですが。どこまでやるかは自分との闘いです。
来年も精一杯生き抜いてみたいと思います。宜しくお願いします。