最近の工事で4月末が工期でありながら、ようやく先週完了し来週検査の現場がある。
遅れた原因はいろいろあるが、後期内に工事が終わりそうにないと判明した時点で担当者が、社内の他現場の仲間へ施工協力を要請した。
当然要請された者達は、日中は自分たちの工事現場での仕事がある。協力できるのは必然的に夕方からとなる。誰でも自分の一日の仕事が終われば家路を急ぎたいところである。
どうなるものやら黙って見ていた。仲間の呼びかけに対しどのくらいの人数が集まるのか興味津々である。結果は立派なものだった。協力できる人間は交代で日々必要な数だけ集まってくれた。
それも一日二日でなく結果として二週間くらい続いた。遅い時間で夜の十時まで工事した日もあった。その姿を見て胸が熱くなった。
仲間が困ったときにいかに助けることができるか。協力できるか。お客様に対しても同様である。
この動きが普通にできる会社は生き残ってゆける会社であり、自分のことしか考えられないような仲間しかいない会社は生き残ってゆくのは難しいと思う。
今回のことから社員のみんなに対する信頼はより一層増した。